【社会考察】能力・運こそすべての残酷な世の中。底辺民同志が傷つけあう世の中

日常・人生・思考

社会って残酷じゃないですか?
ニートの私には非常に生きにくい世の中とです…

以下動画の要約・考察といきます。

平等のようで平等でない

日本は、世界に比べれば、多くの人間に等しいチャンスを与える国だと、そう言われている。本当にそうだろうか?

今回言及するのは、

「いくら平等に何かを与えても、その結果は平等にならない」

ということ。
教育であろうが、福祉であろうが。
「平等」などという言葉があるから、余計に不平等を極めた世の中になるのだ。

例えば私。大学までいって、十分すぎるほどの教育チャンスを与えられたが、今は立派な子供部屋ニートおじさんだ笑

悔しい人のイラスト(男性)
万歳をして喜ぶ人のイラスト(男性)

世における絶対不変の法則

できる人間と、できない人間。持つ人間、持たざる人間がいる。

「才能」、もっといえば「遺伝子」。

DNAのイラスト

さらにいえば要は「運」次第ということ…

スロットマシンのイラスト

「いや!努力で人は変われるよ!才能とか遺伝子とか、言い訳はやめようぜ!」

やる気に燃える人のイラスト(男性会社員)

そう言ってのける熱血お嬢ちゃん、お坊ちゃんはどこのどいつだーい?

最新の遺伝子研究では、「努力できる遺伝子の存在」が当たり前になっているとのこと。
つまり努力も才能の内ということ。努力する奴はするし、しない奴はしない。というか「できない」といこと。誰しも、少なからず心当たりはあるはず。

そうすると、やはり一人の人間の成功や出世というのは、もはや「運次第」といいきれるのではないだろうか…

才能や優秀遺伝子を持っていなくとも、環境や人脈に恵まれることもあるだろう。
ただそれも結局「運」だ。やっぱり「運」次第だ。

辛い…いやはや残酷。

「運」の良い人間だけがのさばる世の中でいいのだろうか?
日本の未来(もとい私の未来)を憂い、この考察記事を書いてみた。

能力主義者による、隠れた差別について

「残酷な現実」について、賢い人たちは、とうの昔に感づいているはず。

なのにだ!時として、能力のある人はこう言ってのける。

「お前にもチャンスは与えられたはず!なんなら、才能がない分、他の人間よりチャンスが与えられたんじゃないか?」
と。
「なのに、なぜ結果が出ない?ちゃんと努力したのか?怠けてたんじゃないのか?」

それが今の社会。
何の反論もできない。
シンドイ世の中ですよ。全く。

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差別により、社会はより残酷になる

高学歴な人たちほど、様々な人種差別に敏感であり、敏感だからこそ「自分たちは差別しない」と考え、それと同時に「低学歴の人たちこそ、人種差別や女性差別を平気でする」と考えている。

これについて、まぁそんなもんかなぁと思っていたが、

とある社会心理学の実験結果をみて驚いた。

高学歴な人で、差別を憎んでる敏感な人ほど、
労働者や貧しい人、太っている人、身なりの乏しい人、ブサイクな人、低学歴な人を差別している。

差別するのは当たり前。
だって本当の事ではないか。
就職も、体形も、身なりも、賃金の低さも、
努力でなんとかできることばかり。なぜやらない?
間違ったこと言ってるか?ん?

と考える人が多いとのこと。
確かにこんなこと言ってる有識者は多い。

それは差別だよ、と指摘しても、彼らからは侮辱の言葉が返ってくるだけ。
本当のことだとしても、酷いもんだよ。

札束で殴る人のイラスト(棒人間)

差別されている底辺民同志でキズつけあう

世界には「マックジョブ」という言葉があるらしい。
マクドナルドでバイトするような「誰でも出来る仕事」のことを差し、まぁいってみれば、低賃金労働者を揶揄する悪口だ。

日本でも似たような言葉はいくらでもあるが、

「底辺職」

というのが、一般的によく聞かれるものだろうか。
ザックリ濁すあたり日本らしい。

テレビでもたまにワード自体が問題として取り上げられている。
コンビニ店員、牛丼屋の店員、クレーマー対応する電話オペレーター、IT土方、建築作業員etc…

実際の話、日本社会における仕事の9割位は「マックジョブ」じゃなかろうか?
いわゆる「誰でもできそうな仕事」「代わりは誰でもいるような仕事」。

仕事をサボる人のイラスト(ゲーム)

マックジョブ、はたまた底辺職などといって、彼らを馬鹿にするということは、
すなわち「社会で働く9割の人の尊厳と自信を奪っている」のと同じであり、
現実的な話として、遅かれ早かれ、自身にブーメランする類のものではないのか、と。

ブーメランが当たっている男の子のイラスト

実際のところ、「どんなに頑張ってもマックジョブか、似たような仕事にしか就けない」と嘆いている若い人たちは多いと思う。

能ナシの私としても、哀しいかな同意見だ…

9割の頑張り屋の人達が社会の土台を支えているというのに、結果として1割の人達に金も敬意も集中し、ワーキングプアな人間達は互いに罵り合い、一方で優秀な若者は30歳位でFIREみてると….

どう考えても正常な社会ではないよね。

“FIRE” とは、財政的な自由を追求し、早期退職や早期引退を目指すためのコンセプトを表す略語。Financial Independence (財政的独立) Retire Early (早期退職)

能力のある人に、人も尊敬も金も集まる

誤解を恐れずに言えば、「成功した人」は偉いわけでもない、賢いわけでもない、運があっただけ、といえる。

いや、言ってのけよう。

たまたま運(才能や遺伝子等)に恵まれただけで、実業家やトップユーチューバーになったと。
だから別に偉くないし、賢くもないと。

そんなことを言っても弱者の遠吠えとしか、とらえられないかもしれないが…
ここはハッキリ言っておくことにする。

とはいえ、現実的に、人間というのは、成功者を偉い、賢いと思って、憧れて真似ようとするのは避けられない。それが生物的な本能というもの。

額の汗をお札で拭う人のイラスト
急いで謝る人のイラスト(男性)

優れたボスや、優れた答えを真似ることによって、自分も役に立つよ!とアピールし、群れからのけ者にされたり、間引かれたり殺されたりすることを避けようとする、原始時代から身につけていた人類としての本能。

能力のある人に、何もかもが集まる世の中の仕組みは、変わりそうにない。
悔しいというか、うらやましいというか、無情極まりない。

努力を重要視する社会、運次第だと考える社会、どちらが良いの?

アメリカ、日本は、「努力」が重要だと考える社会で、

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一方、ヨーロッパは、「運次第」と考える傾向が強いとのこと。

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アメリカの社会保障が弱い理由、日本で生活保護者に冷たい目線がいきがちな理由として、
その人の稼ぎ、働いた成果・評価というのは、イコール、どれぐらい「努力したか」というのが、日本・アメリカの考え。

社会保障を厚く!生活保護者に更なる好待遇を!
なんていったら、

怠け者がより怠けるだけだ!頑張ってる自分たちからすれば割に合わない!

と反論をくらうのが、日本・アメリカ。

ところがヨーロッパでは、

成功者であるか否かは、その人の「運」に左右されているのだから、成功している人間は、恵まれない人たちに対し、積極的に奉仕すべき。運の無いナマポ民に対しても、不平不満は一切言わない。

そういう考えの人が多いとのこと。

能力主義の思想というのはこんな風に、社会制度にまで深く関わってくるものなのだとつくづく思わされる。

現実的な話として、ヨーロッパといっても色々な国がある。どの国もそうだとはいえないだろう。北欧なんかは、社会保障が手厚く、幸福度の高い人が多いイメージがある。
犯罪者の扱いなどを見ても、環境要因論を重要視する社会だってのは、容易に想像できる。

「底辺職」なんて言ったらいかん

結局、ダラダラと述べてきたが、なにがいいたかったのかというと、

成功を収めた人は、所詮「運」がよかっただけの人間ということ。

お金持ちのお坊ちゃんのイラスト


既に散々恵まれた生活をしくさっているのだから、変に憧れたり、高額納税を感謝したり、必要以上の敬意を向けるべきではないと、妬み癖の酷い私はそう思う。

底辺職 底辺職 底辺職

と、そういうふうな言い方をすればするほど、社会全体で、マックで働く人、はたまたコンビニや牛丼屋で働くバイト店員さん達にたいしての、敬意が薄れ、

まわりまわって自分達の首を絞めるだけだということに気が付かないといけない。

彼らが居なくなってしまったら社会はどうなるのだと..
私の大好物であるダブルチーズバーガーは誰が作ってくれるのかと。。。

運に恵まれた1割の人にとっても、恵まれた生活を維持できているのは、9割の「頑張り屋さん」がいるからだよ、そう私は強く言いたいのです

クソニートの私はその1割にも9割にも入らないワケですが….

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